mikkamenobouzuの日記

今日もいろいろあったので忘れんように残しとこ(^-^)

東北 備忘録

10月19日から24日まで県内の同業者18名が宮城、岩手の被災地を訪ねてきました。
現地にお暮らしの皆さんをはじめ震災の被害に遭われた全ての方々に失礼とは存知ながら、一言で表現すると“衝撃”を受けました。
 
これまた甚だ不謹慎でありますが、あの日我が地元では全く揺れを感じず全く被害はありませんでしたから、今回初めて伺うまでに風化しかけていました。
 
東北の皆さん、ごめんなさい。
 
でも、お邪魔させてもらって見聞きしたことは生涯語り継いでいく気持ちを強くしました。
本当に微力ではありますが、三日目の坊主、東北の一日も早い復興のため協力させていただきます。
 
がんばろう 東北のみなさん!
 
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10月20日正午マッチャマをバスで出発!
 
およそ20時間かけて最初の目的地である宮城県石巻市へ向かいます。
愛媛~香川~岡山~兵庫~大阪~京都~滋賀~福井~石川~富山~新潟~
福島~そして宮城!
激走です。
実はこの視察には幼稚園の時からの友だち“茶漬け”が取りまとめ役として参加してくれていました。
現在マッチャマで業界取りまとめ機関に勤務しているこの“茶漬け”。震災直後僅か数日で宮城県女川町に入ってボランティアをこなしてきています。
その際このコースで被災地に向かったそうです。
飛行機でひとっ飛びもできはしますが、それではダメでした。
やはりバスでなければ!!!!!
 
 
 
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早朝、福島県の国見SAでひと休み。
疲労が溜まり始めました。
出発して14時間ほど経過していた頃です。
 
 
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ミカン処愛媛では見たことがないジュースです。
ポンジュースではなく“ひめぽん”。
 
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石巻市にある東北最大の仮設住宅団地を視察してきました。
 
 
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石巻市役所です。
なんと閉店した百貨店を使っているそうです。
市役所の皆さん脱帽です。
また地元の皆様も同意されている。
素晴らしい!
 
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石巻市萬画家の石ノ森章太郎氏に縁のある街らしく
我がヒーロー仮面ライダー1号のモニュメントが迎えてくれました。
立派なミュージアムもありましたが、残念ながら外観だけ拝見となりました。
 
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石巻市から女川町に移動中、津波の被害を受けた場所を撮影したものです。
奥には家が残っています。その辺りは無事だったようです。
ギリギリの差です。
言葉を失って何時間経ったのでしょうか。初日です。
 
 
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女川町に到着です。
一つ峠を越えると全て流された旧市街地が広がりました。
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高台にある家は被害を免れていました。
こちらでも“差”を目撃。
車が行き交う道路周辺は賑やかなエリアだったらしく、
震災後は瓦礫で覆われていたということです。
 
 
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女川町の高台に上がってきました。
実は、ここまでも津波が押し寄せていました。
ここまでくれば安全と避難された皆さんが流されていったそうです。
 
 
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その高台にある病院の入り口です。
およそ20メートルの高さまで水がきていました。
 
 
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建物がそのまま横たわっています。
専門家は関心を寄せているそうです。
しかし、地元の皆さんの半数多くは撤去を求めておられるとのことです。
 
 
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降りてきて高台にある施設を下から眺めてみました。
あの駐車場に避難していた方々が波にのまれたとのこと。
あの1階部分(色が違っている部分)まで水に浸かりました。
信じられませんでした。絶句でした。
 
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翌日向かった先は岩手県大槌町
こちらには「ひょっとこひょうたん島」のモデルとなった島
蓬莱島を見ることができます。
 
 
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その蓬莱島をバックに“茶漬け”とともに。
 
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そして旧大槌町役場
こちらでは町長をはじめ多くの役場管理職員が亡くなったとの事です。
最期まで、防災無線で避難を呼びかけられた女性職員さんの話しは
報道で幾度となく紹介されていました。
まさに、ここが現場です。
 
 
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高台から。
みなさんはどうお感じでしょうか。
 
 
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大槌町はずれで一枚。
道路は生活道路だったはず。
道路脇には人家が連なっていたはずなんです。
 
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陸前高田市の“奇跡の一本松”です。
我が目で見ました。
あそこには同じような松の木が並んでいたんです。
震災から3年を迎えようとしていますが、この画像が現実です。
 
 
どこを見ても未だ復興半ばなんです!
 
いつでも伊予の西側から応援しています。
皆さんのお役に立てるようがんばりますよ!
 
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最終日、一気に愛媛まで帰るかと思いましたが、
1日辺り1,000km以上の運転はダメらしいのでドライバーさんの休養のため
新潟で一泊となりました。
 
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その新潟にて。
愛媛の同業者達!
ここに居る人間は皆が東北応援団です。
ちあみに坊主は後列左端、“茶漬け”はその横です!
来年は後輩を推薦しなければなりませんが、自分が行きたくなっています。
 
東北の皆さん、もうすこし耐えてくださいよ。
 
役に立てるようなできた人間でもありませんが、
一刻でも早く現実になりますようにと、
一日でも早い復興を祈っている三日目の坊主